「ChatGPTがなかなか返事をしてくれない…」「ずっとグルグル読み込み中のまま止まってる!」
そんなとき、あなたはどうしますか?
もしかすると、ネットの調子が悪いのかもしれませんし、ChatGPTのサービス自体にトラブルが起きているのかもしれません。
また、アクセスが集中する“使えない時間帯”に利用していることが原因の場合もあります。
この記事では、ChatGPTが使えない・重いときの原因やチェック方法に加え、今すぐできる対処法や代わりになるAIサービス、混雑しやすい時間帯の回避方法まで、わかりやすくまとめています。
はじめての方でも「どこを確認すればいいか」「どうすれば改善するか」がすぐに分かります。
困ったときの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。
ChatGPTが応答しない・重いと感じるときの主な症状とは?
ChatGPTを使っていて、「返事がこない」「読み込み中のまま止まってる…」と困ったことはありませんか?
これは、混雑していたり、何かトラブルが起きているときによくある症状です。
ここでは、ChatGPTがうまく動かないときに見られる例を、わかりやすく紹介します。
- 何も返ってこない:メッセージを送っても無反応。画面が静かなままです。
- 「読み込み中…」が続く:ぐるぐるマークが出たままで、ずっと待たされます。
- 画面が真っ白になる:何も表示されず、チャットができない状態です。
- 「An error occurred」:英語で「エラーが起きました」と表示されます。
- 「502」や「503」などの数字:サーバー側のトラブルの可能性があります。
- 「Network error」:ネットのつながりが不安定なときによく出る表示です。
- 途中で止まる:文章の途中で返事が切れてしまうことがあります。
- とても遅い:ふだんより返事に時間がかかってイライラすることも。
原因はどこにある?ChatGPTが遅くなる主な理由
ChatGPTの動きが遅かったり、返事がこないときは、大きく3つの原因があります。
どこに問題があるかを知っておくと、自分で直せることもありますよ。
① OpenAIサーバー側の問題(アクセス集中・障害など)
- みんなが一度に使うと重くなる
同じ時間にたくさんの人が使うと、混み合って動きが遅くなります。
新しい機能が出たときや、テスト期間なども、使う人が増えて重くなりやすいです。
- サーバーのトラブルや点検
ChatGPTの機械にトラブルがあると、エラーが出たり、動きが悪くなったりします。
点検(メンテナンス)中や、新しい機能に切りかえるときも、使いにくくなることがあります。
② 利用環境(ブラウザ、キャッシュ、通信環境など)
- 自分のスマホやネットの問題かも
ChatGPTが遅いとき、自分のスマホやパソコン、Wi-Fiのせいかもしれません。
これは自分で直せることが多いので、まずチェックしてみましょう。
- ネットが弱いとつながりにくい
Wi-Fiの電波が弱かったり、たくさんの人が同じWi-Fiを使っていると、動きが遅くなります。 - アプリやブラウザの調子が悪い
たまったデータ(キャッシュ)が多いと、動きが重くなります。
古いブラウザだと、うまく動かないこともあります。 - スマホやパソコンが古いと遅くなる
性能が古い機種だと、どうしても動きが遅くなりやすいです。 - 学校や会社のWi-Fiに制限があることも
ネットが制限されている場所では、ChatGPTがうまく動かないことがあります。
まず確認したい!ChatGPTの稼働状況がわかるサイトまとめ
ChatGPTがうまく動かないときは、自分のネット環境の問題か、サービス全体のトラブルかを確認してみましょう。下のようなサイトが役立ちます。
公式ステータスページOpenAI Status(公式サイト)では、ChatGPTなどの調子をリアルタイムで確認できます。
もしChatGPTが遅い、動かないなどのトラブルがあったら、まずここをチェックしましょう。
OpenAI Statusでは、サービスの調子が4つの色で表示されています。
- 🟢 緑色(Operational):すべて正常に動いています
- 🟡 黄色(Degraded Performance):少し調子が悪いです(たまに遅くなるなど)
- 🟠 オレンジ色(Partial Outage):一部で使えない機能があります
- 🔴 赤色(Major Outage):大きなトラブルでほとんど使えません
ページ上部にこの状態が表示されるので、今どんな状況かがすぐにわかります。
- ChatGPT(Web版)
- API(開発者向け)
- DALL·E(画像生成)
- Sora(動画生成)
- Playgroundなど
「ChatGPTは動くけどAPIは不具合中」といったサービスごとの状態の違いも、すぐにわかります。
また、「Past Incidents(過去のトラブル)」の欄では、いつ・どんなトラブルがあったかだけでなく、いつ復旧したのかも確認できるので、とても参考になります。
第三者監視サービスで調べる
ChatGPTが重くなったりエラーが出たりするとき、公式サイトだけではわからない「小さなトラブル」もあります。
そんなときに便利なのが、第三者が作ったチェックサービスです。
StatusGator(ステータスゲーター)
公式より早く異常を見つけるすごいサービス!StatusGatorは、ChatGPTなどOpenAIのサービスを毎日ずっと見守っているサイトです。2021年から使われていて、たくさんのトラブルを見つけられます。
- OpenAIが発表する前にトラブルを発見できる
→ 例:ChatGPTが重くなっても、OpenAIはすぐに発表しないことがありますが、StatusGatorは先に気づいて表示します。 - 15分ごとに自動チェック
→ 24時間ずっと見張っていて、すぐに状況がわかります。
- 何時何分に問題が起きたかも記録
→ 詳しい時間が表示されるので安心です。
無料で使えるので、気になる人は見てみてください。
SNS(Xなど)でもチェックできる
「ChatGPT 障害」などで検索すると、ユーザーのリアルタイムの声が見られます。
- 「エラーが出てる!」などの生の声
- 「関東だけ調子が悪い」など地域の情報
- 他の人が見つけた直し方やヒント
※Xは最近ちょっと情報が遅いこともあるので、最終的には公式ページで確認するのが安全です
ChatGPTが重いときの対処法|今すぐできる5つのチェックポイント
ChatGPTの動きが遅いと感じたら、まずは自分でできることから試してみましょう。
ここではすぐできる5つの方法をご紹介します。
① キャッシュや閲覧履歴を削除する(特にchat.openai.com)
インターネットを使っていると、ブラウザに「キャッシュ」や「履歴」というデータがたまっていきます。これが多すぎると、サイトの動きが遅くなることがあります。
とくにChatGPT(chat.openai.com)をよく使っている人は、一度キャッシュや履歴を消してみると改善するかもしれません。
② チャット履歴を整理する(不要なチャットを削除)
ChatGPTでは、今までのやりとり(チャット履歴)がたくさん残っています。これが多いと、ページの読み込みが遅くなることがあります。
ポイント:チャット名(タイトル)が多いと、重く感じることも!
必要のないチャットは、一覧から「ゴミ箱アイコン」で削除してスッキリさせましょう。
③ ブラウザの拡張機能をオフにす
ブラウザ(Chromeなど)には、便利な「拡張機能(アドオン)」がついていることがあります。でも、その中にChatGPTの動作をジャマしているものがあるかもしれません。
一度、すべての拡張機能をオフにして動きがよくなるか試してみましょう。
④ 他のブラウザで試してみる
今使っているブラウザがうまく動かないこともあります。たとえば、Chromeで調子が悪いときは、EdgeやSafariなど、別のブラウザを試すのもおすすめです。
⑤ ネット環境を確認(他サイトも遅いかチェック)
Wi-Fiの電波が弱かったり、ネットが混んでいるときは、ChatGPTだけでなく他のサイトも遅くなります。
知っておきたい!ChatGPTが使えない/遅くなりやすい時間帯
ChatGPTは世界中の人が使っているので、使う時間によってはとても混みます。
- 日本で混みやすい時間
お昼(12時〜13時)
夕方〜夜(17時〜23時)
特に夜9時ごろは、かなり重くなります。
- 海外でも混む時間がある
アメリカやヨーロッパの昼(日本時間の深夜〜朝)も混みやすいです。
比較的スムーズにつながる時間帯(深夜〜朝)
- すいていて使いやすい時間
朝早く(5時〜8時)
平日昼すぎ(14時〜16時)
深夜(23時以降)
ChatGPTを使うなら、「いつ混みやすいか」を知っておくと安心です。
あらかじめ時間帯を知っていれば、「今使いたいのに動かない!」って困ることが少なくなりますよ。
それでも改善しないときの対処法
いろいろ試してもChatGPTがうまく動かないときは、次の方法を試してみましょう。
ログアウト&再ログイン
まずは、一度ログアウトしてからもう一度ログインし直してみましょう。
ログイン状態がうまくいっていないときは、これだけでつながることがあります。
他のAIサービスを使ってみる
ChatGPTがずっと動かないときは、他のAIを代わりに使ってみるのもおすすめです。
以下のサービスも質問に答えたり、文章を考えたりできます。
- Perplexity(パープレキシティ):情報を調べて答えてくれるAI検索
- Gemini(ジェミニ):Googleが作ったAIチャット
- Copilot(コパイロット):MicrosoftのAI(Edgeブラウザで使えます)
- Claude(クロード):自然な会話が得意で、日本語にも対応
一時的にこういったサービスを使って、ChatGPTが直るのを待つのもひとつの手です。
無理せず、時間を置いてから再チャレンジ
それでも動かないときは、無理に何度も試さず、時間をあけてみるのが一番効果的なこともあります。
混んでいる時間帯や不具合のときに使おうとすると、かえってストレスがたまってしまいます。
「今は休憩タイム」と思って、少し時間をおいてからまた試してみましょう。
まとめ
ChatGPTが遅い・使えないときは、まず公式ステータスやネット環境をチェックしましょう。
混雑する時間帯を避けたり、キャッシュ削除などの対処で改善することもあります。
どうしてもダメなときは、他のAIサービスを使って待つのも一つの方法です。
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